魔女園長先生園長「ハーイ!集まって下さい」
と園長先生がホールに園児を集めた。
年長も年少も園長先生のまわりに集まった。期待と不安をかかえて。
園長「では、魔法を、始めますよ。」
というと、園長先生は手にティッシュを持つて、両手でそれを丸め始めた。
園長「アブラカラブラ、アブラカラブラ」
なんて呪文を唱えて、両手をパット開いた時にはなにもなくなっていた。消えたティッシュ。園児達はそわそわし始めた。そう誰かのポケットにティッシュが飛び込んだことを知っているから。今日は誰のポケットに?園児達は園長の次の言葉をじっとまった。
園長「アブラカラブラ。はるなちゃんのポケットにいけっ!」
呼ばれたはるなちゃんがポケットに手を入れると、
「あった!あった!」はるなちゃんが叫んだ。
そうははるなちゃんの
ポケットに確かにティッシュが。
そうです。
園長先生は魔女なのです。園児のみんながそう信じています。
たねもしかけもない正真正銘の優しい魔女です。
月に数回、園長先生は魔女になります。園児達はそれをとっても楽しみにしています。
じつは園長先生はみんなと遊んでいる時に、めあての園児のポケットにわからないように、こっそりと丸めたティッシュを入れていたのです。
これは、ないしょですよ。
園長先生は魔女なのですからね。ばらしたら「アブラカラブラ」と魔法をかけられ、誰かのポケットに入れられますよ!!
- 2007/06/25(月) 05:44:56|
- とある保育園での話
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